4. 「高額療養費制度」とは？高額介護合算療養費との違いもチェック
高額療養費制度は、公的医療保険において自己負担額が一定の金額を超えた場合、超過分が後から返金される仕組みです。
※限度額適用認定証やマイナ保険証を使用して受診した場合、一定額以上の支払いが不要となり、その時点で上限額までの請求となります。
上限額はケースにより異なりますが、例えば70歳以上で年収370万円の人の場合、上限額は「8万100円＋（総医療費-26万7000）×1%」となっています。
もし総医療費が100万円の場合、上限額は「8万100円＋（100万円-26万7000）×1%」となり、自己負担額は8万7430円となります。
4.1 70歳以上の自己負担限度額（年収ごと）はいくらになる？
70歳以上の自己負担限度額は、以下の通り（※世帯単位）です。
- 年収約1160万円～：25万2600円＋(医療費－84万2000)×１%
- 年収約770万円～約1160万円：16万7400円＋(医療費－55万8000)×１%
- 年収約370万円～約770万円：8万100円＋(医療費－26万7000)×１%
- 年収156万円～約370万円：5万7600円（外来は個人ごとで1万8000円）
- 住民税非課税世帯：2万4600円（外来は個人ごとで8000円）
- 住民税非課税世帯のうち年金収入80万円以下など：1万5000円（外来は個人ごとで8000円）
