1. 2025年度のモデル年金額を基に試算

まずは、厚生労働省が公表する2025年度のモデル年金額を基に試算してみましょう。

厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします 」によると、2025年度の国民年金の満額は月6万9308円です。また、平均年収約546万円で40年間会社員として勤務した人がもらう年金(国民年金+厚生年金)は、月16万3476円となっています。

その差額は、月9万4168円です。年間にすると約113万円、20年間では約2260万円にもなります。

会社員や公務員に比べて、会社員や公務員経験がない自営業者や専業主婦は、いかに受け取る年金が少ないかがわかります。