4. 初心者OK!水耕栽培で球根植物を育てる3つのコツ
4.1 水耕栽培用の商品や芽出し球根を購入する
春に咲く球根の水耕栽培は、本来であれば秋から仕込み、寒さに当てる必要があります。しかし、秋から始めると花が咲くまでに時間がかかるだけでなく、寒さに当てる作業に失敗すると花が咲かないため、難易度が高めです。
そのため、簡単に始めたい方や確実に花を咲かせたい方は、水耕栽培用の商品や芽出し球根を購入するのがおすすめ。とくにヒヤシンスは、すでに専用の容器にセットされた、水耕栽培用の商品が豊富です。
この時期園芸店などで販売されている、芽出し球根を購入するのも簡単です。ポット苗を購入したあと、土を落として根を洗い、容器にセットすれば水耕栽培をスタートできます。
4.2 球根が水に浸からないようにする
球根が水に浸かってしまうと、球根が腐り、花が咲かない原因になります。球根の水耕栽培用の容器や、口が狭くなっている花瓶などを使用して、球根が水に浸からないように工夫しましょう。
水は、球根の底面がぎりぎり水に触れるくらいの量がベスト。根が伸びてきたら、根の3分の2程度が水に浸かっていれば大丈夫です。
4.3 日当たりのよい場所に置き、こまめに水替えする
今回ご紹介した球根植物は、すべて日当たりのよい場所を好みます。たっぷり日光が差し込む窓辺などに飾って楽しみましょう。水替えは2~3日に1回程度行うと、水が腐りづらく、元気に育ちます。
また、水が入っている部分の外側を布や鉢カバーなどで覆っておくと、苔の発生や収れん火災を防ぎ、安全で見た目もおしゃれに栽培できますよ。
5. お部屋で簡単&おしゃれに春の花を楽しもう
水耕栽培におすすめの春に花を咲かせる球根植物5つと、水耕栽培で球根植物を育てるコツを3つお伝えしました。参考になりましたでしょうか。
少しずつ春が近づいてきたとはいえ、まだ寒さの残る季節。暖かい室内で手軽に春を感じられる球根植物を飾って、お部屋を明るくおしゃれに彩りましょう。
鈴森 真樹