4.3 遺族年金生活者支援金の支給要件と支給額
遺族基礎年金の受給要件は、前年の所得が472万1000円以下であることです。
給付額は月額5450円で一定です。2人以上の子が遺族基礎年金を受給している場合は、子の数で割った金額をそれぞれ受給します。
5. まとめにかえて
現役世代の方が老後生活に備える際には、受給できる年金額を把握する必要があります。働き方や受け取っている報酬によって受給できる金額は異なりますが、行政の資料から「このくらい受け取れるだろう」というイメージは持てるでしょう。
もし年金だけでゆとりある老後生活を送るのが難しければ、自助努力をする必要があります。先取り貯蓄やNISA・iDeCoを活用した資産形成を通じて、老後生活に備えましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」
柴田 充輝