今年初めての年金が2月14日(金)に支給されました。

支給される年金額については、賃金や物価の変動により毎年見直しされますが、自分が受け取ることができる年金額がいくらぐらいなのか気になる人も多いでしょう。

本記事では、老後収入の柱となる厚生年金について、月額15万円以上受け取っている人の割合について解説します。

また、年金が少ない人に支給される年金生活者支援給付金の対象となる条件についても紹介します。

1. シニアの半数以上が厚生年金「月額15万円以上」に達していないって本当?

厚生労働省年金局の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均支給額は「14万6429円」と報告されています。

厚生年金は、比較的充実した年金制度とされていますが、14万円台という金額を見て、老後の生活に対して「思ったより少ない」と感じた方も多いのではないでしょうか。

また、厚生年金の額は現役時代の給与や加入期間に基づいて決まるため、受け取る金額には個人差が大きいことを理解しておくことが重要です。

次章では、厚生労働省年金局の同資料に基づき、月額15万円以上を受け取っている人の割合について見ていきます。※国民年金分も含まれた金額です