3. 老後への備え方は?新NISA口座数は約2500万口座に
年金の平均額をみると、老後の備えの大切さがわかります。
備え方としては預貯金のほか、2024年にNISA制度が大きく変わり、資産運用への興味関心も高まってきています。
2024年12月に金融庁より発表された「NISA口座の利用状況調査(令和6年9月末時点)」では、NISA口座数は2508万6221口座となっています。
運用益が非課税になる新NISA。
新NISAの中でもつみたて投資枠は毎月一定額を運用する積立投資で、長期的な資産形成に向いており、興味がある方もいるでしょう。
iDeCoも運用益が非課税となりますが、新NISAは使いたいときに引き出せるなど自由度が高めで、無理なく長期的に続けやすいでしょう。
もちろん投資ですから、リスクはつきものです。
世の中的にNISAを利用される方もいますが、NISAでの運用は自分に合っているのか、リスクもきちんと考慮できているかなど自身に置き換えた際の確認はしておきましょう。
ほかにも長く働き続けるキャリアプランをたて、仕事による収入を増やしたり、私的年金などを利用するなど老後の備え方はさまざまです。ご自身に合った方法をさがしてみてくださいね。
参考資料
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「国民年金保険料」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 日本年金機構「厚生年金保険の保険料」
- 日本年金機構 年金用語集「さ行 受給資格期間」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
大庭 新太朗