小学生になると、自宅に友だちが遊びにくるときも子ども同士で約束してくるようになります。保育園・幼稚園時代のように、親同士が「今日はお願いします」なんて連絡を取り合うこともあまりありません。すると、その友だちの振る舞いにモヤモヤを抱くことも増えるんだとか。今回は、マナーの悪い友だちに遭遇したことのあるママたちに、当時のエピソードを聞いてみました。

おやつに関するモヤモヤ

まずは小学校6年生の女の子と2年生の男の子を持つ、Aママさんのエピソードから。下の子の友だちに、おやつをねだる子がいて困っていたそうです。Aママさんは、どのように対処したのでしょうか。

「息子の友だちが『今日おやつ食べてないんだよね』と遠回しに要求してきます。もっと嫌なのが、おかわりがほしいときも私に言いにくいのか、息子に『ちょっとこれもう少し取ってきて』とねだるんです。言いにくいと思っているだけまだマシなので『ほしいときは、おばちゃんに直接言ってね』と伝えました。

相手のお母さまは何も知らないと思うので、気がついてほしいという思いもあって『もしアレルギーとかあったら心配だから、お家の人に渡してくれるかな?』という口実で手紙を渡しました。もちろん角が立たないような書き方をしましたよ。本当にアレルギーがないか心配でもあったので。そしたら、おやつを持たせてくれるようになりました」

門限に関するモヤモヤ

次に、小学校3年生の女の子を持つBママさんのエピソード。娘さんの友だちだけでなく、その母親までもがBママさん宅を学童保育所かのように利用していたそうです。

「娘の友だちが、学校帰りにそのままランドセルを背負って遊びにきます。一度お家に帰っていないことにもモヤモヤするのですが、そこは我慢していました。我が家の門限は17時。それまでには友だちにも帰ってほしいのですが、なかなか帰ろうとしなくて。遠回しに『もう17時過ぎてるけど大丈夫?』と聞くと、その子は『お母さんが迎えにくるから大丈夫』と。そう言われると母親がくるまで追い返すわけにもいかないし、仕方なく遊ばせていました。

結局その子の母親が迎えにきたのは、18時過ぎ。しかも子どもと直接連絡を取り合っていて、我が家に『遅くまですみません』と挨拶にくることもありませんでした。さすがに、我が家は学童じゃない!と腹が立ってきて。これが続くと嫌なので、『うちは17時に帰るのがルールだから、迎えにきてもらうならお家の人にそう伝えておいてね』と言いました」

家が目当てで子どもと友だちになろうとする子も