3. 過去1年間におけるクラレの株価の最大上昇日と最大下落日は？
過去1年間、クラレの株価が対前日比で最も上昇した(もしくは最も下落率が低かった)のは2024年8月6日でした。
変化率は対前日比+17.35%です。
また、最も下落した(もしくは最も上昇率が低かった)のは2024年8月5日でした。
変化率は対前日比▲16.91%です。
4. 2024年12月期の連結決算を発表
クラレは2024年12月期の連結決算を発表しました。売上高が前期比5.9%増の8268億9500万円、営業利益は同12.7%増の850億8100万円、経常利益は同18.0%増の814億8000万円、当期純利益は同25.3%減の317億2400万円となりました。
従来計画比でみると、売上高が1.0%減、営業利益は4.4%減、経常利益は3.0%減、当期純利益は42.3%減と、いずれも下回る着地となりました。特に最終利益については、特別損失としてメタアクリル事業での減損損失87億円に加え、その他事業に係る減損損失58億円、固定資産廃棄損46億円を計上したことで下振れ幅が拡大したとしています。
2025年12月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比4.0%増の8600億円、営業利益は同5.8%増の900億円、経常利益は同4.3%増の850億円、当期純利益は同41.8%増の450億円となっています。
5. まとめにかえて
今回はクラレの株式のリターンや株価騰落について振り返りました。
保有する銘柄、投資を検討している銘柄の旨味や魅力は、タイミングや状況によって変わります。
気になる銘柄があれば、今回振り返ったような基礎情報を自分で調べてみることをおすすめします。
執筆者
株式会社モニクルリサーチメディア編集本部
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
慶応義塾大学経済学部卒業。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。会計事務所にて中小企業の決算業務、経理を中心にした業務改善、資産に関する提案、個人の確定申告、相続申告など税務に関連する業務に10年間従事。その後事業会社での経理、労務など管理業務全般の実務経験を経て株式会社モニクルリサーチに入社。（2024年11月13日更新）
監修者
1991年生まれ。新潟県新潟市出身。2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォーム（現：株式会社モニクルリサーチ）に入社し、現在はコンテンツ編成本部マネージャー。くらしとお金の経済メディア「LIMO（リーモ）」を中心に、多くの読者の方に幅広いコンテンツを届けるための戦略立案に従事している。
それ以前は、LIMO編集部にてアシスタント・コンテンツマネージャー（ACM）として従事。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信していた。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール（アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど）やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万～数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行（現：株式会社第四北越銀行）、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。
最終更新日：2024/09/04
