ハンバーガーチェーン「モスバーガー」の気になる最近の業績

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は「モスバーガー」の2018年8月の月次動向及び過去実績動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績はどうであったか

2018年9月7日現在の2018年8月の「モスバーガー」の既存店売上高は対前年同月比97.7%とマイナス成長となりました。その内訳を見ると、客数が同96.6%、また客単価が同101.2%と、客単価がプラス成長の一方で客数がマイナス成長という内容です。

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今期の既存店動向の振り返り

2019年3月期のここまでの既存店売上高動向も振り返っておきましょう。

先ほど8月の既存店売上高がマイナス成長であった点について触れましたが、今期は4月以降マイナス成長が続いています。既存店売上高(対前年同月比)は以下の通り。

  • 2018年4月:96.0%
  • 2018年5月:92.6%
  • 2018年6月:93.3%
  • 2018年7月:93.8%
  • 2018年8月:97.7%

また、既存店売上高の内訳を見ていきますと、客数が4月以降8月まで対前年同月比で100%を割り続けています。ただ、客単価は5月は100%を一時的割ったものの、それ以外の月では100%を超え、プラス成長となっています。

「モスバーガー」のここまでの既存店売上高動向は、大きく言えば、客単価がおおむねプラス成長であるものの、客数のマイナス成長が既存店売上高のマイナス成長の要因となっているといえます。

過去1年の株価動向はどうか

さて、最後に株価についてみていきましょう。

過去1年でいえば、同社株価は右肩下がりの動きをしています。2019年3月期は4月以降、既存店売上高がマイナス成長が続いていることはここまで見てきたとおりです。

また、同社はこの8月に食中毒事故が発生し、保健所から行政処分などを受けるなどとなり、再発防止策などが発表されています。資本市場等も含めて、今後の客数動向に注目があつまります。

青山 諭志

参考記事

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。