2月14日は今年初の年金支給日です。まだまだ寒さが続き光熱費や防寒グッズなどの費用がかさむ中、年金の支給を心待ちにされている方も多いでしょう。

年金額は毎年度改定されるもの。

2025年度の年金は物価高により1.9%の増額となりました。では、具体的な金額はいくらでしょうか。

今回は厚生労働省の2025年度の年金額例を詳しく確認していきます。

1. 2025年度「厚生年金モデル夫婦」は4月分から「月23万2784円」

厚生労働省が公表した、2025年度の年金額例を確認しましょう。

1.1 2025年度の国民年金と厚生年金の年金額例

  • 国民年金(老齢基礎年金(満額)):6万9308円(+1308円)
  • 厚生年金:23万2784円(夫婦2人分)(+4412円)

※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円(対前年度比+1300円)

2025年度の年金は1.9%の増額となっており、国民年金は満額であれば1308円増えて6万9308円です。

一方で厚生年金の場合は、モデル夫婦として23万2784円であり、4412円の増額となっています。

なお、2025年度の年金額は4月分からとなり、年金は2カ月に1回の受給のため、4月分と5月分を6月の支給で受け取ることになります。

年金受給額は現役時代の年金の加入状況により決まるもの。特に厚生年金は収入に応じた保険料をおさめるため、個人差が大きくなっています。

それでは、厚生年金のモデル夫婦の条件はどのようになっているのでしょうか。