「物価も税金も上がってばかり…」そんな声、最近よく聞きませんか?
今の日本では、日々の買い物から税金・社会保険料まで、じわじわと生活費が重くなってきています。これは現役世代も年金暮らしの方も、誰にとっても悩ましい問題です。
特に、年金だけで生活している方にとっては本当に深刻でしょう。そんな状況を受けて、政府は住民税非課税世帯に対して3万円の給付金を支給する政策を打ち出し、各自治体で進行中です。。
ありがたい支援ではありますが、注意したいのは「すでに過去の給付を受けた世帯は今回の対象外になる可能性がある」という点。自分が対象かどうか、まずはしっかり確認しておきたいですね。
そこで本記事では住民税非課税世帯について確認していきながら、将来へ向けた準備について考察していきます。
1. 【物価高騰】9カ月連続過去最高を記録した「カレーライス物価」
カレーライス物価を構成する費用の内訳

出所:株式会社帝国データバンク「カレーライス物価指数」調査―2024年12月分カレーライス物価、1食386円 9カ月連続で最高値 5年間で4割高、食卓で記録的な物価高続く 野菜類の値上がりが影響(PR TIMES)
2025年2月10日、帝国データバンクは2024年12月の「カレーライス物価(※)」を公表。これによると、カレーライス物価は前年同月比で67円上昇し、1食あたり386円に。9カ月連続で過去最高を記録しました。
また、2020年平均を100とした「カレーライス物価指数(※)」の推移からは、カレーライス物価は5年間で4割を超える記録的な物価高が反映されたことが報告されています。
※カレーライス物価:カレーライスで使用する原材料や、調理にかかる水道光熱費などを独自に試算した指数
※カレーライス物価指数:各月のカレーライス物価を基に、2020年平均=100とした価格推移
引用:帝国データバンク「カレーライス物価指数」調査―2024年12月分なお、カレーライス物価、カレーライス物価指数は、いずれも帝国データバンクの独自試算による指数です。
継続的な物価高騰は、世代を超えた多くの世帯の家計を圧迫しています。2024年中は「定額減税」「「新たに住民税非課税世帯となった世帯への10万円給付金」「酷暑乗り切り緊急支援(電気・都市ガス支援)」といった国の施策が展開されました。
2025年に入ったいま、2024年度補正予算(2024年12月成立)盛り込まれた「住民税非課税世帯への3万円給付金」の支給が進行中です。
2. 【物価対策】住民税非課税世帯への《3万円給付》が進行中(2024年度補正予算)
2024年補正予算に盛り込まれた「住民税非課税世帯への3万円給付金」について整理しておきましょう。
※申請方法や給付までのスケジュールは市区町村により異なります。お住まいの自治体の最新情報は、ホームページや広報誌などでご確認ください。
2.1 住民税非課税世帯への《3万円給付金》子ども加算は1人2万円
今回の支給額は1世帯あたり3万円。対象世帯のうち子育て世帯には、子ども加算として18歳以下の子ども(2016年4月2日以降生まれ)1人につき2万円が上乗せされます、
「夫婦+対象となる子ども2人」の世帯であれば、支給額は合計7万円となります。
なお、給付金に便乗する「振り込め詐欺」や「個人情報の詐取」などの詐欺行為について、自治体や警察からの注意喚起がなされています。
国や市区町村の職員が、「ATMの操作を依頼する」「金融機関口座の暗証番号を尋ねる」「給付金支給のために手数料の振込を求める」などをおこなうことは絶対にありません。
不審な電話、メール、郵便物、訪問者などがあった場合は、市区町村や最寄りの警察署、または警察相談専用電話(#9110)に連絡しましょう。