3. シルバー人材センターに登録するメリットとは
シルバー人材センターとは、都道府県知事の指定を受けた社団法人です。定年退職者をはじめとした高齢者に対して、 ライフスタイルや経験に合わせた「臨時的かつ短期的又はその他の軽易な業務」 を提供しています。
シルバー人材センターは、家庭・企業・公共団体などから請負や委任契約により仕事を受注し、 会員として登録した高齢者の中から適任者を選んでその仕事を任せます。
短時間の仕事がほとんどで、身体的に無理のない仕事を選べる点が特徴です。長年の人生経験で得たスキルを活かせる仕事を任せられる可能性もあるため、やりがいを感じられるでしょう。
地域のシルバー人材センターに登録しておけば、臨時的に業務を請け負い、収入を得られる可能性が考えられるでしょう。一定した収入の保証はないものの、なかなか就職先が見つからないときの備えとして、登録するメリットはありそうです。
また、収入を得るチャンスに恵まれるだけでなく、就業やボランティア活動などを通じて生きがいを得られるメリットも期待できます。経済的メリットだけでなく、健康的な生活を送れるメリットを得られる点は、シルバー人材センターに登録するメリットといえるでしょう。
4. まとめにかえて
住民税非課税世帯への3万円給付が、自治体によってはスタートしています。自治体から郵便物が届いたら、中身を確認しましょう。
一般的に、高齢になるほど働いて収入を得ることが難しくなり、収入を年金に依存します。その結果、高齢になるほど住民税非課税世帯に該当する割合が高まっています。
就業先が見つからないときは、地域にあるシルバー人材センターの活用を検討するとよいでしょう。身体的な負担が軽く、また自分の経験を活かせる業務を任せられる可能性があります。
参考資料
- 内閣府「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省「高年齢者の雇用」
- 内閣府「令和6年版高齢社会白書」
- 公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会「シルバー人材センターとは」
柴田 充輝