3.2 積立投資のコツは早く始めること

積立投資は時間を味方につけてコツコツと「長期投資を行う」のがポイント

積立投資は時間を味方につけてコツコツと「長期投資を行う」のがポイント

出所:takasuu/istockphoto.com

想定利回り3%の場合、15年間の積立投資で2000万円を目指すには、毎月9万円の積立投資が必要であることがわかりました。

しかし、毎月9万円の積立投資を行うことが家計の負担に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、利回りは予め確定されたものではないため、リーマンショックのような市場の急変が起きれば、目標額に届かないまま老後を迎える可能性もあるでしょう。

老後資金を目的とした積立投資は、早く始めるのがポイントです。

20歳代、30歳代で始めても早すぎることはありません。

たとえば、30歳から65歳までの35年間で2000万円を目標とする場合、先ほどのシミュレーションと同様、3%で運用できたと仮定すると、毎月の積立額は「2万6971円」となります。

このように、時間をかけることで毎月の投資額を抑えられるのです。

4. まとめにかえて

新NISAで資産形成

新NISAで資産形成

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いかがでしたでしょうか。

今回は新NISAについて解説をしていきました。

まずは新NISAの仕組みを理解した上で、ご自身に合っているか検討してみましょう。

また、ご自身の考え方に合っていると判断した場合は「時間」を有効活用するために運用を開始してみてはいかがでしょうか。リスクと向き合って検討してみてください。