老後に受給する公的年金(厚生年金・国民年金)の受給額は、現役時代の年金加入状況や保険料納付状況等により個々で異なります。
厚生年金保険に加入して働く場合は、年金加入期間や年収に比例して年金額が変動するため、老後の年金収入を意識して年収アップを目指すことも老後対策の1つとなるでしょう。
そこで本記事では、同じ年収で働き続けた場合と転職して年収が増えた場合の老後の年金額をシミュレーションして比較していきます。
1. 大卒後、64歳まで「平均年収450万円」で働き続けた場合に65歳から受給する年金額は?
厚生労働省の公的年金シミュレーターを用いて、年金額をシミュレーションしてみます。
たとえば、23歳から64歳までの平均年収が450万円だった場合、65歳から受給する年金額は年額182万円・月額15万1666円です。
では、40歳で転職し、年収アップに成功すると、老後の年金受給額にどれほどの差が生まれるのか。シミュレーションしてみましょう。