2. 40歳で転職して年収が100万円アップした場合の年金額は?

年金額シミュレーション

年金額シミュレーション

出所:厚生労働省「公的年金シミュレーター」

先ほどと同じように、厚生労働省の公的年金シミュレーターを用いて試算していきます。

23歳から39歳まで平均年収450万円だった会社員が、転職し、40歳から64歳まで平均年収550万円で働いた場合の年金額は、年額193万円・月額16万833円です。

23歳から64歳まで、転職せずに平均年収450万円で働いた場合の年金額は年額182万円・月額15万1666円でした。40歳で転職し、年収アップに成功し、64歳まで平均年収550万円で働くと、「年額11万円・月額9167円」老後の年金収入が増えることになります。

転職により年収アップに成功すれば、しなかった場合と比べて、年間11万円、10年間で110万円、20年間で220万円もの差が生まれます。

一気に年収を100万円も上げることは簡単ではないかもしれません。しかし、同じ職種でも業種を変えるだけで年収が増えることも。

転職を検討している人、転職を躊躇している人は、転職理由の1つとして「老後の年金額」も考慮してみてはいかがでしょうか。