4. ご参考:平均年収&職種別の平均年収をチェック
国税庁が発表した「令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によると、2023年の1年間を通じて勤務した民間給与所得者の平均給与は以下のとおり。
転職サービスdodaが公表している職種別の平均年収は以下のとおり。
同じ職種でも業種が違うと年収も大きく異なります。営業職の平均年収を業種別で見てみましょう。
最近、大手企業を中心に新卒の初任給を大幅に引き上げたというニュースが続いています。以下の記事では、新卒の初任給を「最終学歴・企業規模・産業」ごとにご紹介しています。
新卒の初任給、大手企業を中心に続々と引き上げ…「新卒の初任給」は「最終学歴・企業規模・産業」で平均いくら?
5. まとめにかえて
本記事でシミュレーションしたように、厚生年金は年収アップで老後の年金額を増やせます。
長く働き続けることで年収が上がっていく企業もありますが、理想の年収が期待できない場合は、転職も視野に入れてみると良いかもしれません。
そもそもの基本給や、評価体系、年収アップのスピードなど、企業によって異なります。同じ職種でも、業種を変えるだけで一気に年収が上がることもあります。
現役時代の働き方や収入が、老後、終身で受給できる年金額に影響することも考慮しておきましょう。
参考資料
- 国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」
- doda「平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」
- 厚生労働省「公的年金シミュレーター」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
和田 直子