2025年2月14日は公的年金の支給日でした。年金で日常生活を支えている方は、計画的に支給される年金を使いましょう。

今回は、厚生労働省の資料からわかる年金受給に関するデータや、老後生活の経済的不安を軽減するコツを解説します。

1. 国民年金の年齢別受給額を確認

国民年金は、原則、国内居住の20歳以上60歳未満の方はすべて国民年金に加入し、加入期間等に応じた年金額が支給されます。

厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均支給額は以下のとおりでした。

  • 全体:5万7584円
  • 男性:5万9965円
  • 女性:5万5777円

2. 厚生年金の年齢別受給額

続いて、会社員や公務員などが受給できる厚生年金の平均受給額を見てみましょう。

  • 全体:14万6429円
  • 男性:16万6606円
  • 女性:10万7200円

なお、紹介しているデータはあくまでも平均値です。

自分が受給できる年金は、ねんきん定期便やねんきんネットなどで確認してみてください。 

3. 高齢者世帯が行える節約とは

「年金だけでは生活がカバーできない」というケースがあるかもしれません。心身ともに健康であれば、働いて収入を得るという方法があります。

しかし、心身ともに健康でなければ働くことは難しいでしょう。また、働きたいという希望があっても、採用されるとは限りません。

そこで、確実に家計を楽にできる「節約」の方法を考えてみましょう。

  • 電気・ガス会社を切り替えて光熱費を削減する
  • 自家用車をコンパクトカーや軽自動車へ乗り換える
  • 自家用車を処分してカーシェアを利用する
  • 保険を解約する
  • 固定電話を解約する
  • スマートフォンのキャリアを格安SIMに乗り換える

電力やガスの自由化に伴い、契約する会社を選べるようになりました。会社ごとに料金設定が異なり、またさまざまなプランを用意しています。

比較サイトを活用すれば、現在契約している会社よりも、安く利用できる会社が見つかる可能性があります。固定費を削減できれば節約効果が持続するため、リサーチしてみましょう。

自家用車を保有している方は、コストが安い車に変えたり、処分してカーシェアを利用する方法があります。自家用車を保有していると、ガソリン代や保険料、車検代などが発生するため家計を圧迫します。

「車がないと生活できない」という事情を抱えていない方は、思い切って手放してしまうのも一つの手段です。

一般的に、高齢になるほど民間保険は不要になります。例えば、自分が死んで経済的に困る人がいなければ、死亡保険は不要です。

保険は「起こる可能性は低いものの、起こってしまうと自分や家族の人生が破滅してしまう」というリスクに備えるものです。本質に沿って考えれば、必要な保険と不要な保険を判断できるでしょう。

通信費に関しては、固定電話の解約や格安SIMへの変更が考えられます。さまざまな固定費を見直すと、一気に毎月5万円以上の節約につながる可能性もあるため、固定費を中心に見直しを検討してみてください。

4. 金融庁の「家計管理シミュレーター」で節約

なお、金融庁の「家計管理シミュレーター」を使用すれば、視覚的にわかりやすく節約のメリットを理解できます。

家計管理シミュレーター2/2

家計管理シミュレーター

出所:金融庁「家計管理シミュレーター」

5. まとめにかえて

公的年金は老後生活を支える貴重な収入源ではあるものの、年金だけで生活をカバーできるとは限りません。

家計にゆとりを持たせるためにも、即効性がある節約を意識してみましょう。

不要な支出を削る方法を組み合わせることで、経済的なゆとりを得られます。特に固定費は節約効果が持続するため、「解約しても生活の満足度が下がらない固定費」は、積極的に見直してみてください。

参考資料

柴田 充輝