3. 高齢者世帯が行える節約とは

「年金だけでは生活がカバーできない」というケースがあるかもしれません。心身ともに健康であれば、働いて収入を得るという方法があります。

しかし、心身ともに健康でなければ働くことは難しいでしょう。また、働きたいという希望があっても、採用されるとは限りません。

そこで、確実に家計を楽にできる「節約」の方法を考えてみましょう。

  • 電気・ガス会社を切り替えて光熱費を削減する
  • 自家用車をコンパクトカーや軽自動車へ乗り換える
  • 自家用車を処分してカーシェアを利用する
  • 保険を解約する
  • 固定電話を解約する
  • スマートフォンのキャリアを格安SIMに乗り換える

電力やガスの自由化に伴い、契約する会社を選べるようになりました。会社ごとに料金設定が異なり、またさまざまなプランを用意しています。

比較サイトを活用すれば、現在契約している会社よりも、安く利用できる会社が見つかる可能性があります。固定費を削減できれば節約効果が持続するため、リサーチしてみましょう。

自家用車を保有している方は、コストが安い車に変えたり、処分してカーシェアを利用する方法があります。自家用車を保有していると、ガソリン代や保険料、車検代などが発生するため家計を圧迫します。

「車がないと生活できない」という事情を抱えていない方は、思い切って手放してしまうのも一つの手段です。

一般的に、高齢になるほど民間保険は不要になります。例えば、自分が死んで経済的に困る人がいなければ、死亡保険は不要です。

保険は「起こる可能性は低いものの、起こってしまうと自分や家族の人生が破滅してしまう」というリスクに備えるものです。本質に沿って考えれば、必要な保険と不要な保険を判断できるでしょう。

通信費に関しては、固定電話の解約や格安SIMへの変更が考えられます。さまざまな固定費を見直すと、一気に毎月5万円以上の節約につながる可能性もあるため、固定費を中心に見直しを検討してみてください。