年収は、今の生活だけでなく、老後資金の糧にもなる大切なものです。

月々の収入をもとに生活している世帯が多くを占めていると考えられますが、長らく続いている物価高の影響により家計に負担が生じているご家庭も多いのではないでしょうか。

総務省統計局が2024年1月24日に公表した「2020年基準消費者物価指数 全国2024年(令和6年)12月分及び2024年(令和6年)平均」によると、消費者物価指数の総合指数は前年同月と比べ3.6%上昇しています。

今回は、20~70歳代の「平均年収」や「年収ごとの割合」をご紹介します。

男女の平均年収にどれくらいの差が生じているのかも解説しますので、ぜひ参考にご覧ください。

1. 【20~70歳代】平均年収はいくら?

国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」から、20〜70歳代の平均年収を見ていきましょう。

上記調査より、男女別の各年代の平均年収をみてみると、男性は年代が上がるにつれて年収が上がっていくのですが、一方で女性は横ばいから緩やかに減少するとがわかります(【図表1】参照)。

【写真全7枚】年齢階層別・平均給与。以降で「雇用形態別・女性の年齢階級別就業率」をご紹介

年齢階層別・平均給与

出所:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」