2. 4つの県の「食料自給率」を比較すると…
農林水産省が公表している「都道府県別食料自給率」によると、日本で二番目に「食料自給率」が高い都道府県は、秋田県です。気になる食料自給率は、カロリーベースで196パーセント(2022年、概算値)となっています。
秋田県は、「あきたこまち」をはじめとする米の生産が有名で、2023年の米の収穫量は全国47都道府県で3位(出所:農林水産省「作物統計調査」)。そのほか、りんご、生しいたけ、えだまめ、ねぎなどの生産が盛んです。
秋田県に次いで三番目に食料自給率が高いのは山形県の145パーセント、四番目は新潟県の117パーセント、五番目は青森県の116パーセントでした。
ちなみに、日本で一番食料自給率が高いのは北海道の218%で、全国平均は38パーセントとなっています。
3. 秋田県の県内総生産は名目3兆5453億円
ここからは日本で二番目に「食料自給率」が高い秋田県について紹介します。
秋田県は東北地方の日本海側に位置し、青森県、岩手県、宮城県、山形県と隣接しています。県面積は1万1637.52平方キロメートルで、全国47都道府県中6位の大きさ。気候は日本海岸気候で、寒暖差が大きいのが特徴です。
県には13の市と9の町、3の村があり、2024年1月1日時点の人口は92万4620人。県の人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 秋田市 29万7316人
- 横手市 8万2454人
- 大仙市 7万5207人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目3兆5453億円。一人当たりの県民所得は268万9000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で二番目に「食料自給率」が高い都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年1月24日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 農林水産省「都道府県別食料自給率」
- 農林水産省「作物統計調査」
- 農林水産省「秋田県の農林水産業の概要」
- 秋田県「令和3年度秋田県県民経済計算」
小野田 裕太