3.2 厚生年金(老齢厚生年金)の平均年金月額はいくら?
- 〈全体〉平均年金月額:14万6429円
- 〈男性〉平均年金月額:16万6606円
- 〈女性〉平均年金月額:10万7200円
※国民年金の金額を含む
厚生年金(※)は国民年金に上乗せして加入するため、一般的に国民年金よりも年金水準が高くなります。
しかし、厚生年金の年金額は加入月数とその期間中の年収に基づいて決まるため、個人によって金額に差が生じます。
厚生年金への加入月数が少ない場合や、国民年金の保険料納付月数が少ない場合には、年金額が低くなることがあり、そうした場合には老齢年金生活者支援給付金の対象となる可能性もあります。
※ご参考:厚生年金の被保険者区分について
厚生年金の被保険者は、第1号から第4号までの区分に分けられています。
厚生年金の被保険者区分
- 第1号:下記第2号~第4号以外の、民間の事業所に使用される人
- 第2号:国家公務員共済組合の組合員
- 第3号:地方公務員共済組合の組合員
- 第4号:私立学校教職員共済制度の加入者
本記事では、民間企業などに勤めていた人が受け取る「厚生年金保険(第1号)」(以下、記事内では「厚生年金」と表記)の年金月額について紹介しています。
3.3 新たに「年金生活者支援給付金」の対象となる方は手続きが必要
年金生活者支援給付金の対象となる新たな受給者には、9月頃から順次、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が発送されるため、対象となる方は必ず申請を行いましょう。
4. まとめにかえて
今回は「年金生活者支援給付金」や老齢年金の平均年金月額について解説してきました。
日本経済が不安定な中、公的制度や公的年金のみに頼らず自分の将来資金は自分でも形成していきましょう。
現代ではNISAやiDeCo(イデコ:確定拠出年金)など、少額からできる資産運用も増えています。
資産運用は銀行預金とは異なり、元本割れなどのリスクもありますが、リスクを理解して上手く活用することにより効率よく資産形成することができます。
自分に合った資産形成方法を探してみてはいかがでしょうか。
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