今年は新NISAがスタートしてから2年めの年。旧NISA時代からNISA口座数は年々増加しており(※)、関心の高さがうかがえます。※金融庁「NISA口座の利用状況調査 2024年9月末時点」より
新NISAは、旧制度とは異なり、非課税期間や口座開設期間に期限がありません。そのため、投資上限額はあるものの、18歳以上であれば(※)、いつでもスタートできるのがメリットです。※1月1日時点
そこで今回は、50歳代から新NISA口座で積立投資をした場合、65歳までに資産がどのくらい増えるかについてシミュレーションします。老後資金を貯めたいとお考えの方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
1. 【新NISA】年代別のNISA積立投資希望額
「少額非課税制度」であるNISAは、国民の資産形成を支援するために作られた制度です。2024年からスタートした新NISAには、2つの投資枠「つみたて投資枠」「成長投資枠」があり、これらを通じて非課税で投資をおこなうことができます。
とはいえ、NISAを通じて購入できるのは、元本割れの可能性があるリスク性商品です。そのため、投資する金額は、家計の状況や個人のリスク許容度に応じ、負担のない額に設定するのが適切です。
参考までに、「2023年(令和5年)投資信託に関するアンケート調査(NISA、iDeCo等制度に関する調査)報告書」から、年代別の積立投資希望額についてみていきましょう。