【共働き世帯】子ども1人・2人家庭の「平均的な年収・貯蓄・負債」はいくら？ついやりがちな「お金が逃げる習慣3つ」

3. 共働き世帯がついやりがちな「お金が逃げる習慣3つ」

共働きであれば夫婦2馬力ですから、順調に貯蓄ができる印象があります。

しかし思ったよりも貯金できないと悩むご家庭もあります。夫婦で働いていてもお金が貯まりにくい主な理由には以下のようなものがあるでしょう。

いつまでに、いくら貯めるかといった貯蓄目標を具体的に貯めず、「とりあえず貯金したい」という漠然とした目標だとお金も貯まりにくくなります。

貯蓄の目標を立てるときは項目ごとにあわせて、いつまでに、いくらを貯めるか考えましょう。

「生活費で残った分を貯金すればいい」と考える方もいますが、それだとなかなか貯蓄はできないもの。特に忙しい毎日の中だと、財布の紐も緩みがちですよね。

給料日に先に貯金し、残りのお金で生活する先取り貯金であれば、確実にコツコツと貯めることができるでしょう。

貯蓄の目標を教育費、老後資金、車の購入費用…などと項目に分けて決めたら、それにあわせて先取り貯金をするといいでしょう。

夫婦で稼いでると、共働きだからという理由で想像以上にお金を使いすぎてしまうケースがあります。

たとえば共働きだから子どもの習い事にこれだけお金をかけてもいい、住宅や車、教育に多く費用をかけてもいい、外食が多くていい、これくらい自分へのご褒美があっていい…など。

もちろん外食や教育、ご褒美などにお金をかけることも大切ですが、その頻度や金額が多いと貯蓄ができなくなります。

働きながらの育児は体力的にも大変なので利用できるサービスや便利グッズなどの活用は積極的に行ったり、自分へのご褒美なども大切ですが、一方で貯蓄目標を明確にし、頻度や金額についてはしっかりと考えましょう。

今回は共働き世帯の家計事情をご紹介しました。

具体的な貯蓄金額、期限、貯蓄方法を考えることが、将来まとまった貯蓄を作る第一歩となります。

働き始めるとなかなか時間もとれないですから、働きはじめる前に貯蓄の目標を立てるとよいでしょう。

宮野茉莉子