4. 後悔しがちなこと(4)物価高による家計への影響を考えておけばよかった

物価高による家計への影響を考えたうえで、資産運用をはじめることが大切

物価高による家計への影響を考えたうえで、資産運用をはじめることが大切

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物価高により、家計に負担が生じているご家庭も多いのではないでしょうか。

2025年1月24日に公表された、総務省「2020年基準消費者物価指数 全国2024年(令和6年)12月分及び2024年(令和6年)平均」によると、消費者物価指数の総合指数は、前年同月と比べ3.6%増加しています。

そのため、「資産運用にあてると決めた金額」を家計から捻出するのが難しくなるケースもあるでしょう。

物価高を見越したうえで、新NISAやiDeCoの活用した「資産運用にあてる金額」を決めることが大切です。

5. 後悔しがちなこと(5)金融商品の特徴を理解したうえで選べばよかった

金融商品の特徴をよく理解していないまま購入したと答えた人の割合

金融商品の特徴をよく理解していないまま購入したと答えた人の割合

出所:金融広報中央員会「「金融リテラシー調査2022年」の結果」

金融広報中央員会の「金融リテラシー調査2022年」の結果によると、「商品性をあまり理解していなかった」「商品性を理解していなかった」と答えた方が約30%近くもいることがわかりました。

5.1 金融商品の特徴を「よく理解していないまま購入した方」の割合

  • 株式:24.8%
  • 投資信託:29.6%
  • 外貨預金等:28.7%

資産運用により利益を得ることが期待できる一方で、価格変動リスクが伴います。

金融商品ごとに異なる特徴を、理解したうえで選択するようにしましょう。

6. まとめにかえて

将来に向けた資産形成

将来に向けた資産形成

出所:peterschreiber.media/istockphoto.com

今回は、「新NISA」や「iDeCo」をはじめる前に「気付いておけばよかった...」と後悔しがちなこと5選をご紹介しました。

新NISAとiDeCoは非課税枠や、手元にお金を戻す条件が異なります。

金融商品ごとに異なる特徴を理解したうえで、新NISAとiDeCoの活用を検討することが大切です。

まずは、家計の資産全体のバランスを把握したり、金融機関を比較することからはじめてみてはいかがでしょうか。

参考資料

安達 さやか