4. 早めに老後資金準備の対策を

今回は、貯蓄3000万円超えのシニアについて詳しく見てきました。60歳代も70歳代も貯蓄3000万円を超えている方の割合は、全体の20%前後という結果でした。

割合としては少なくはないなと感じた方も多いのではないでしょうか。3000万円を超える金額を老後のために準備するのは並大抵のことではなさそうですが、記事内でも触れたように、積立投資で3000万円を準備する方法もあります。

あくまでシミュレーションではありますが、今30歳代の方で60歳まで運用期間を取れる場合は、毎月4万円から6万円弱の積立金額で老後資金3000万円を準備できる計算となっています。

シミュレーションの箇所でも記載しているように、準備期間は長くとれるほど毎月必要とする積立金額は少なくすみます。

「年金生活が不安だからまとまった老後資金を準備したい」という方は、早めに老後資金の準備に取り掛かった方が良いでしょう。

投資に抵抗があるにもかかわらず、老後資金を準備するために無理やり投資を始めても長続きしません。

そのため、リスクの高い投資に抵抗がある場合は、別の手段で老後資金を準備する方法がないか、プロの知恵を借りながら老後資金準備の策を立ててみるのも選択肢のひとつでしょう。

参考資料

鶴田 綾