2. 【新しいFCCLの特徴は?】新ブランドを象徴する「FMV Note C」の狙い
今回のブランドリニューアルを象徴するのは、新たに展開する「FMV Note C」です。ずばり狙うのは、PC訴求における最大の課題である若年層、特に大学生です。大隈社長は「今のリアルな若者が求めるデザインや暮らしの快適さといった旬の価値観を理解することを第一に考え、企画・開発プロセスをゼロから見直した」と注力具合を強調しました。
その言葉通り、FMV Note Cは20代の若手社員で構成される社長直下のプロジェクトである「FMV From Zero Project」のチームが企画・開発を担っています。チームメンバーである堀志織ブランドマネージャーは「PC開発はスペック中心になりがちだが、FMV Note Cは『心地よい』という感性的な価値にこだわった」と語ります。
「いまの若者にとってPCは意識の外側にあるプロダクト。しかし、大学入学というライフイベントを経て、必要性に迫られて購入しなければならず、その中で自分にとって快適なものを探している。そんなモヤモヤに正面から向き合った結果、出てきたキーワードが『心地よさ』だった」(堀ブランドマネージャー)