厚生年金の受給額は現役時代の収入と加入期間に左右されるため、個人差が大きくなります。場合によっては20~30万円以上異なるケースもあるでしょう。

では、平均的な年収で加入期間が40年間の場合、どのくらいの年金を受け取れるのでしょうか。

今回は、公的年金の平均月額や受給額ごとの受給者数に加え、政府が提示する「モデル年金例」をご紹介します。

また、老後の平均的な家計収支も確認し、公的年金だけに頼らない資産形成について考えていきましょう。

1. 【厚生年金】平均月額と受給額ごとの受給権者数を確認

まずは、厚生年金の平均月額を見てみましょう。

  • 全体:14万6429円
  • 男性:16万6606円
  • 女性:10万7200円

なお、厚生年金と国民年金の受給額には個人差があります。特に、現役時代の収入と加入期間に左右される厚生年金の受給額には差が出やすいので、受給額ごとの受給権者数も確認しておきましょう。