2. 「ちびくろサンボ」をイメージしたデザイン

サッサさんに話を聞くと、カバンのデザインは「ちびくろサンボ」の本から着想を得た事を教えてくれました。

「もともとは寅年の時に年賀状用に描いたものでした。ここ数年は干支と食べ物を組み合わせたイラストにしており、虎と食べ物といえば…と考えた時に小さい頃に読んだ『ちびくろサンボ』を思い出し、そこからイメージを膨らませています」と、イラストを描いた経緯を語ります。

イラストのテーマは「虎がバターになる過程をリアルに描くこと」だそうで、こだわった点は「質感」だと話すサッサさん。

「メープルシロップの粘度のある透明感、虎の足元のバターが温かさで溶けている感じなど、美味しそうに見えるように気をつけました」と、工夫が詰まった作品であることを明かしてくれました。

3. 店員の一言に「あたたかい人間の優しさもあるんだ」と実感

店員と会話したときの心境を尋ねると「素敵と思ってくださる方がいるんだと思い嬉しかったです。捨てる神あれば拾う神ありといいますか…良くない面ばかり気にしてしまいがちですが、あたたかい人間の優しさもあるんだと実感しました」と、心が温まったことを明かします。

ポストを目にしたXユーザーからも、「何気ない一言にすごく救われることあるよね。そんな一言をかけられる人間になりたいな」「技術も発想もあるのだから、自信を持ってください」という温かいコメントが続出。

ほかにも「虎がバターになってる!チビクロサンボの虎ですね。可愛い」「『あのバター』だね。あれは美味しそうだった」「この題材を持ってくるセンス、素晴らしいです」「美味しそうなパンケーキ…バターが虎さんで思いだす絵本があります」など、デザインへの称賛も寄せられています。