シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は餃子チェーンの王将フードサービスが運営する「王将」の2018年8月の月次動向及び同社の直近決算について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうであったか
2018年9月10日に発表された2018年8月の既存店売上高(同社直営店、確報版)は対前年同月比103.6%とプラス成長となりました。また、その内訳である客数は同102.4%、客単価は同101.2%といずれもプラス成長となりました。
また、2019年3月期についてみると、4月以降の各月で既存店売上高は100%を超えています。内訳で見ると、客数はいずれ月も100%を超えており、客足は好調です。客単価についてみると、6月が97.9%と100%を割れたものの、それ以外の月は100%を超えています。
直近の業績開示はどうであったか
2018年7月30日に発表された2019年3月期Q1決算は、売上高は対前年同期比+8%増、営業利益は同+78%増と好調でした。売上高も利益もいずれもが拡大する状況となり、一部の小売店では売上高が堅調でも収益が伸び悩む企業がある中で、良好に見えます。
尚、会社による通期の連結業績予想に修正はなく、売上高は対前年度比+4%増、営業利益は同+4%増となっています。好調なQ1の様な決算が続くのか、引き続き王将フードサービスに注目です。
LIMO編集部