4. 四季咲き性の多年草をずっと咲かせる「3つのコツ」
前述したように、四季咲き性の多年草は気温などの条件が合えば、季節を問わず開花します。そのため、上手に管理すると、ほぼ一年中花を咲かせることも可能です。
ここからは、四季咲き性多年草の花を長期間咲かせるコツを3つお伝えします。
4.1 植物が好む環境を知る
なるべく長い期間花を咲かせてもらうためには、育てている植物が好む環境を知ることが大切。今回ご紹介した多年草はすべて日当たりと風通しのよい場所が好きなので、基本的にはこのような場所で花つきがよくなります。
四季咲き性でも花数が減るのは夏と冬。暑さに弱い植物は、暑くなってきたら遮光したり半日陰に移動させたりします。寒さに弱い植物は、寒くなってきたら軒下や室内に移動してあげるなど、なるべく好む環境に近づけてあげると、長期間花を楽しめますよ。
4.2 適した量の肥料を与える
長期間花を咲かせる植物は、肥料が大好き。とはいえ、与えすぎると植物が傷んでしまうので、肥料の容器に記載されている量や頻度を必ず守って与えてください。
固形肥料は初心者の方でも適切な量を与えやすいので、おすすめです。春や秋など花数の多い季節には、液体肥料も併用してみましょう。
4.3 花がら摘みをする
咲き終わった花を放置すると、植物がタネをつくるためにエネルギーを使ってしまい、新しい花が咲きにくくなります。そのうえ見栄えも悪くなり、花がらが腐って病気の原因になることも。
花がらは早めに摘み取っておくと、次々と花を咲かせてくれますよ。
5. 長期間咲く多年草を取り入れて、花いっぱいの空間をつくりませんか?
条件が合えば季節を問わず開花する「四季咲き性」の多年草を5つご紹介しました。お迎えしてみたいお花はありましたか?
四季咲き性の花を長期間咲かせられると、小さな庭やプランターでも、少ない手間と植物で花いっぱいの空間を実現しやすくなります。
この記事を参考に、ずっと花が咲く庭やプランターをつくってみませんか?
鈴森 真樹