厚生労働省は12月24日の社会保障審議会年金部会にて、年金制度改革の方向性をまとめた報告書案を提示しました。年金制度の持続可能性を確保しながら、公的年金の水準を向上させることを視野に入れた検討が進められています。
少子高齢化や経済状況の変化により、今後も改革が行われていくであろう年金制度ですが、現時点でどのくらい受給できるのでしょうか。今回は最新の国民年金と厚生年金の平均月額に焦点を当てて解説していきます。
1. 2月は年金の支給月!ほかの年金支払い月はいつ?
公的年金の平均月額を解説する前に、どのような仕組みで支払われるのか確認していきましょう。
年金は原則として年間6回に分けて支給されます。1回の支払いにつき、2ヶ月分の年金がまとめて支払われる仕組みです。例えば、2月に支給される年金は前月までの12月と1月分の合計が支払われます。
前述したように本記事では、平均年金月額を公的な資料に基づいて解説していきますが、毎月支給されるわけではないので留意しておきましょう。それでは次章で国民年金と厚生年金の平均年金月額を深掘りしていきます。