4.3 80歳代の平均年金月額を一覧表でチェック
- 80歳:15万1580円
- 81歳:15万3834円
- 82歳:15万6103円
- 83歳:15万8631円
- 84歳:16万0059円
- 85歳:16万1684円
- 86歳:16万1870円
- 87歳:16万2514円
- 88歳:16万3198円
- 89歳:16万2841円
- 80〜89 歳:15万9231円
主に会社員などが加入する厚生年金の場合は、所得に応じて保険料が異なります。基本的には収入が多いほど保険料が高額になる仕組みのため、現役時代に高収入を得ていた方は年金収入も比較的高くなる傾向にあるのがポイントです。
国民年金とは違い保険料が一律ではないので、年代や年齢ごとに金額差が生じています。全体の平均月額では、国民年金と厚生年金で約8万円ほどの差が確認できます。
なお、年金は税金などが天引きされるため、受給額と実際に振り込まれる金額が異なる点は注意しましょう。次章では、具体的に天引きされるお金について触れていきます。
5. 年金から天引きされるお金も把握しておこう
老齢年金から天引きされるお金は、基本的に以下の5つです。
- 介護保険料
- 国民健康保険料
- 後期高齢者医療保険料
- 住民税
- 森林環境税
いずれも年間の年金受給額が18万円以上で特別徴収の対象となります。また、老齢年金は雑所得に該当するため、一定金額以上の年金を受け取ると所得税が徴収される点もおさえておきましょう。
これから年金を受給する方は、天引きされるお金を想定したうえで老後の暮らしに備えることが重要です。より豊かな老後生活を送るためにも資産運用なども検討してみてください。
参考資料
- 厚生労働省「年金制度改正の検討事項」
- 厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 日本年金機構「年金から介護保険料・国民健康保険料(税)・後期高齢者医療保険料・住民税および森林環境税を特別徴収されるのはどのような人ですか。」
- 日本年金機構「老齢年金から源泉徴収される所得税の控除を受けるとき」
湯田 浩平