2. 貯蓄はどれくらいあるのか

では、次にみんながどれくらい貯蓄をしているのか確認しましょう。本記事では、40~60歳代世帯の貯蓄額(貯金・株式・投資信託・積立保険・個人年金保険など)を紹介します。

2.1 40歳代二人以上世帯の金融資産保有額

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」によると、40歳代二人以上世帯の貯蓄額は以下のとおりです。

※貯蓄額には、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。

  • 非保有        :26.8%
  • 100万円未満      :9.6%
  • 100~200万円未満   :8.9%
  • 200~300万円未満   :4.9%
  • 300~400万円未満   :5.7%
  • 400~500万円未満   :3.8%
  • 500~700万円未満   :7.4%
  • 700~1000万円未満   :5.6%
  • 1000~1500万円未満 :7.4%
  • 1500~2000万円未満 :3.5%
  • 2000~3000万円未満 :5.3%
  • 3000万円以上     :6.5%
  • 無回答        :4.5%
  • 平均値        :889万円
  • 中央値        :220万円

中央値は200万円となっていて、多くの世帯では十分な貯蓄ができていないことがわかります。また、貯蓄がゼロの世帯も26.8%と割合が高いです。

一方で、貯蓄が3000万円以上ある世帯も6.5%いるため、世帯によって差が大きくなっています。