日々の生活の中で物価の上昇をひしひしと感じます。
実際、総務省が公表した2024年11月分の消費者物価指数を確認すると前年同月比は2.9%の上昇となっています。
こうしたデータを見ると、生活が苦しくなっている方が増えていることにも頷けます。
そうしたマクロ環境ではあるものの、実は富裕層が増加傾向にあることを皆さんはご存知でしょうか。
今回は、「富裕層とはいったいどういう人なのか」についての定義を確認し、元証券会社社員である筆者が、実際に富裕層に聞いたお金の賢い貯め方についてお伝えしていきます。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
1. 日本に「富裕層」は何世帯いるのか
【写真1枚目/全7枚】日本に富裕層はどれくらいいるのか。2枚目/日本の富裕層「世帯数・保有資産規模」をご紹介1/7
出所:GoodStudio/shutterstock.com
まず、はじめに、2023年3月に野村総合研究所(NRI)が発表した資料をもとに、「富裕層とは何か」について定義をみていきましょう。
1.1 富裕層の判断基準となる「純金融資産」の計算式について
世帯の保有する金融資産(預貯金・株式・債券・投資信託・保険など)の合計額からローンなど負債を差し引くと「純金融資産保有額」を割り出すことができます。
純金融資産=金融資産(預貯金・株式・債券・投資信託・保険など合計金額)ー負債(ローンなどの合計金額)
また、この純金融資産保有額をベースに総世帯を5段階にランク付けしたものがマーケットの分類になります。
5つの階層の定義と、各層における世帯数・保有資産は以下のとおりです。
1.2 マーケットの分類(世帯の純金融資産保有額)
日本の富裕層「世帯数・保有資産規模」2/7
出所:野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」
超富裕層(5億円以上)
- 9.0万世帯/105兆円
富裕層(1億円以上5億円未満)
- 139.5万世帯/259兆円
準富裕層(5000万円以上1億円未満)
- 325.4万世帯/258兆円
アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満)
- 726.3万世帯/332兆円
マス層(3000万円未満)
- 4213.2万世帯/678兆円
1.3 日本に純金融資産5000万円以上の世帯…「準富裕層」は何世帯いるのか
日本の富裕層は増加傾向に3/7
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アッパーマス層から超富裕層までは合計で1200万2000世帯となります。
こうして純金融資産みると、その額が3000万円未満の「マス層」の世帯が大部分を占めていることがわかります。
一方、富裕層の仲間入り直前の純金融資産保有額が5000万円超の世帯である「準富裕層」は473万9000世帯です。
この数字を見て、「意外と多いな」「そんなにいるのか」とお考えになった方もいるのではないかと思います。
ここからは、証券会社時代に富裕層担当であった筆者が、富裕層に実際聞いた賢いお金の貯め方についてお伝えしていきます。
2. お金の貯め方1「毎月の収入のの10%は必ず預貯金か投資」
毎月の収入からコツコツと資産形成に取り組む4/7
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お金の貯め方その1は「毎月の収入の10%は必ず預貯金か投資」することです。
多くの方は毎月お給料を頂いていると思われます。そのお給料の10%を預貯金へ、または投資に回すことでお金を計画的に貯めていきます。
10%と予め決めておけば無理のない範囲で毎月計画的にお金を貯めることができます。
予め使える金額がわかっていれば残りのお金で生活できるようになるので無駄遣いも少なくなります。
3. お金の貯め方2「無い物貯金をする」
賢いお金の貯め方5/7
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お金の貯め方その2は「無い物貯金」をすることです。「無い物貯金」と聞いてもどういうことなのかわからないと思います。
実際に私も初めて聞いた時には、一体何を指しているのだろうかと。ここでいう「無い物貯金」とは貯金したお金、または投資したお金は最初から無かったモノだと考えることです。
元から無かったお金だと考えることでそのお金には手をつけなくなります。
自分自身でルールを作って無駄な支出を抑えることが可能です。
ポイントはいかなる時も自分のルールを絶対に守ることです。
4. お金の貯め方3「気持ちが貧乏にならない」
自分にとって無理の無い範囲でお金を貯めよう6/7
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お金の貯め方その3は「貧乏にならない」ということです。
お金を貯めることばかりに意識を向けてしまうと、窮屈な生活で心が貧しくなってしまう可能性があります。
したがって、お金を貯める際は、自分にとって無理の無い範囲で行うことが大切です。
結局、楽しくお金を貯めることが一番大切です。
5. まとめにかえて
資産形成のイメージ7/7
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いかがだったでしょうか。
今回は富裕層について解説し、また、私の証券会社に勤務した経験から富裕層のお金の賢い貯め方についてお伝えしていきました。
インフレ社会に突入して苦しい生活を強いられている方も少なからずいらっしゃると思います。
しかし、このような状況だからこそ富裕層に習って、無理のない範囲でお金を貯めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
LIMO編集部