4. まとめにかえて

将来に向けた資産形成

将来に向けた資産形成

出所:takasu/shutterstock.com

いかがでしたでしょうか。今回は、男女別で20~70歳代の平均年収や、年収ごとの割合を見ていきました。

国税庁のデータによると、年収ごとの割合として、「300万円超600万円以下」の男性は46.4%いることがわかりました。

その一方で、34.6%の女性は「年収が200万円以下」となっています。

昨今、共働き世帯は増加傾向にありますが、出産や育児を機に退職したりパートとして働いたりする女性の割合が多いことが、女性の平均年収が男性と比べ低い要因として考えられます。

物価高により家計に負担が生じている世帯が多い傾向にあるため、収入を上げたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

家計全体の収入アップを目指す方法は、副業や転職だけではありません。

金利が高い預貯金の預け先を考えたり、少額投資非課税制度である新NISAを活用するなど、資産形成により家計の収入アップを目指す方法もあります。

まずは家庭ごとに異なる家計の状況を見直し、物価高を考慮しながら「今の生活費」や「将来の老後資金」に不足する分がどれくらいあるのか、把握することからはじめてみてはいかがでしょうか。

参考資料

安達 さやか