【還暦】もうすぐ老後「60歳代の貯蓄額」平均と中央値はいくら？国民年金と厚生年金の平均受給額も要チェック 公的年金だけで「100%生活できている」世帯は半数以下

3. 【年金一覧】令和の年金世代がもらう「国民年金」平均月額は？個人差に注目

次に、厚生労働省年金局の同資料より、フリーランスや専業主婦といった一度も厚生年金に加入したことがない人が対象の「国民年金のみ」の平均月額を見ていきます。

3.1 国民年金の平均受給額（月額）をチェック

〈全体〉平均年金月額：5万7584円

• 〈男性〉平均年金月額：5万9965円
• 〈女性〉平均年金月額：5万5777円

国民年金の加入対象者は、日本に住む20歳から60歳未満の全ての人が原則として該当します。

国民年金の保険料は、年収に関係なく一律で決められており、2024年度の月額は1万6980円です。

年金額は、保険料を納めた期間に応じて決まり、未納期間があればその分が減額されます。

そのため、厚生年金のように個々の状況による大きな差は生じにくいと言えます。

世帯ごとに生活費は異なりますが、厚生年金や国民年金だけでゆとりある生活を送れる世帯は多くないのが現実でしょう。