いつのころからか、○○女子、××男子という言い方が広く使われるようになりました。少し古いところでは「肉食系女子」、最近では「日傘男子」などという呼び方も見られます。

昔は「女子」「男子」といえば、小学生からティーンエイジャーのことを想起する場合が多かったのではないかと思いますが、今ではだいぶイメージする年齢が上がっているようです。

「呼称と年齢のイメージ」に関する調査結果

株式会社ビデオリサーチは9月12日、「呼称と年齢のイメージ」に関する調査・分析結果を発表しました。この分析は同社のシニア研究チーム『ひと研究所VRエイジング・ラボ』※主体で実施されているものです。

それによると、「男子」「女子」でイメージするのは、下限の平均が約10歳、上限の平均が30歳少し手前でした。一方、「若者」でイメージする年齢ゾーンは約15歳から27歳までなので、それよりも幅が広いのが「男子」「女子」の持つイメージの特徴です。

そのほかの呼称でのイメージ年齢を見ると、「おじさん」は42~62歳、「おばさん」は42~63歳、「シルバー」は64~96歳、「高齢者」は69歳以上、「老人」は70歳以上などとなっています(小数点以下四捨五入、「高齢者」「老人」の上限平均は100歳以上)。

なお、その他のイメージ年齢は図表1の通りです。

「敬老の日」の対象年齢は?

実はこのビデオリサーチによる調査は、「敬老の日」にちなんで実施されているものです。そこで「敬老の日」は何歳からが対象と考えられているのかを見てみると、調査対象者全体(15~74歳)の平均値は68.3歳で、同じ設計で実施した2013年の調査の結果と比べ、約1.2歳上がっているという結果でした。

ちなみに、「敬老の日」の対象者と考えられる年齢は、回答者の年齢によって違いがあることがわかります。たとえば20歳代は66.5歳ですが、50代では68.6歳、70歳以上では72.6歳となっています(図表2参照)。

この調査結果は、みなさんのイメージと近いでしょうか、それともギャップが大きいでしょうか?

図表2

※ビデオリサーチ『ひと研究所 VRエイジング・ラボ』は、株式会社ビデオリサーチのシンクタンク「ひと研究所」が、シニア市場の活性化を目指し社内外メンバーで立ち上げたシニア研究チーム。

LIMO編集部