2025年も物価上昇や預貯金の低金利が続いていますが、みなさんは何か対策をされていますでしょうか。
新NISA制度が2024年1月に開始されてから、1年が経過しました。
新NISAは、これまでのつみたてNISAや一般NISAやと比較してメリットが増えため、興味を持たれている方もいるでしょう。
しかし、資産運用の経験や知識がないと、新NISAを活用した資産運用についてイメージしにくいのではないでしょうか。
そこで今回は、現在50歳の方が新NISAを活用した場合、「毎月5万円」を積み立てると15年後の65歳(定年退職という人もいるでしょう)時点でどのくらいの資産が作れるのか、運用利回り別にシミュレーションをしてみます。
新NISAや資産運用に興味がある方は、ぜひ参考にご覧ください。
1. 新NISA(少額投資非課税制度)とは何か?投資家のメリットとは?
そもそもNISA(ニーサ)とは、2014年に誕生した資産形成を後押しする少額投資非課税制度です。
1.1 新NISAとは何か
2014年当初は単にNISAと呼ばれ、その後2018年につみたてNISAが登場することで、一般NISAとつみたてNISAとして併存することになりました。
ただ、それぞれが一本化され、2024年には「新NISA」として利用可能となっています。
では、NISAの最大のメリットは何なのでしょうか。
それは、運用で得た「売却による利益(譲渡益)」や「配当金」などが非課税になることです。
通常、利益や配当金には約20%の税金がかかりますが、NISA枠を利用すれば非課税になるため、利益をまるまる受け取ることができます。
ただし、NISAという制度を利用して投資できる金額や商品には制限があります。NISAの特徴を確認しておきましょう。