12月に入り、2024年冬のボーナスが支給された方もいるでしょう。昨年冬よりも増えた方もいれば減った方もいることと思いますが、計画的に大切に利用したいものですね。
国家公務員にも、12月10日に2024年冬のボーナスが支給されました。今年はいくら支給されたのでしょうか。
本記事では、2024年冬の国家公務員のボーナスの平均支給額や、これまでの支給額の推移について解説するとともに、ボーナスの使い道ランキングについてご紹介していきます。
1. 国家公務員の冬のボーナスは平均65万2800円
内閣官房内閣人事局が公表した「令和6年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」によると、一般職国家公務員(管理職を除いた行政職職員)の12月ボーナスの平均支給額は、65万2800円でした。
2023年の冬に支給されたボーナスは67万4300円だったため、今年は2万1500円(3.2%)減少という結果になりました。
ボーナスが減額になった理由として、一般職国家公務員の職員の平均年齢が下がったことや、人事院勧告にもとづく給与法改正案の成立が間に合わなかったことなどが挙げられます。
一般職国家公務員の職員の平均年齢は、令和4年は33.8歳、令和5年は33.4歳だったものが、令和6年には33.1歳となっており、年々若年化の傾向にあります。
また、人事院勧告に基づく給与法改正案で、ボーナス支給月数を0.1カ月分引き上げて年間4.6カ月とすることを求めていましたが、間に合わなかったことも減額に影響しています。
ただし、改正案が成立後に追加支給されることになっており、支給額は7万円程プラスとなる見込みです。その結果、昨年よりも4万7700円(7.1%)多い72万2000円が支給される予定とされています。
追加支給されると、冬のボーナスは3年連続で増加していることになります。