老後に受け取る老齢年金の額は、納付した国民年金保険料と厚生年金保険料などによって決定します。

しかし、厚生年金に加入しない働き方をしていた場合、国民年金のみを受給することになるため、老齢年金の額は一般的に低額となります。

厚生労働省の調査によると、2023年の年度末時点において、国民年金の第1号・3号被保険者は合計で2000万人を超えています。

国民年金は満額でも2024年度で月額6万8000円となっており、これだけで生活するのは難しい水準でしょう。

【写真全6枚】1枚目/公的年金被保険者数の推移(年度末時点)。写真後半では「年金生活者支援給付金」の平均給付月額を一覧で紹介

公的年金被保険者数の推移(年度末時点)

出所:厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

「年金生活者支援給付金」は、年金受給者の中でも低所得な人に対する経済的な支援策として創設されました。

今回は、この給付金の対象者と給付額を詳しく説明し、受給している人に対する「平均給付額」を解説していきます。

もし年金額が低額になる可能性がある人は、ぜひ参考にしてください。