3. 【厚生年金と国民年金】平均受給額は?年金額の改定は「物価高で増額も実質的に目減り」
では、老後の収入源の一つである公的年金はいくらでしょうか。
厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、65歳以上の平均年金月額を年齢ごとにみると、国民年金(老齢基礎年金)のみの受給権者は5万円台、厚生年金(国民年金部分を含む)の受給権者は14万円台~16万円台でした。
男女別でみると国民年金のみを受け取る場合は男女ともに5万円台ですが、厚生年金を受け取る場合は男性16万円台、女性10万円台と差があり、収入に応じて保険料を支払う厚生年金は個人差が大きくなっています。
現役時代のうちから年金の加入状況と、将来の見込み額は必ず確認しておきましょう。