2. 国民健康保険料の上限額は増加の一途

国民健康保険料の上限額はここ数年、毎年のように引き上げられています。

例えば、2000年の上限額は60万円でしたが、その後は毎年1万円から4万円の増額が続いています。

2022年以降、上限額は100万円を超え、2024年には106万円に達しました。

ただし、この引き上げには一定のルールが設けられており、無作為に負担が増加するわけではありません。

厚生労働省は、「賦課限度額超過世帯割合が1.5%に近づくように段階的に引き上げる」ことを目指しています。

例えば、国保以外の被用者保険においては、最高等級の標準報酬月額に該当する被保険者の割合が0.5%から1.5%の間となるように法定されています。