3. 国家公務員の申込者数は減少?

2024年度春の国家公務員一般職試験の申込者数は2万4240人で、前年から2079人(7.9%)減少しています。また、総合職は1万3599人で、前年から773人(5.4%)減少しています。

過去の申込者数についても、2016年ごろから減少傾向です。

国家公務員の申込者数変遷(2012~2023年)

国家公務員の申込者数変遷(2012~2023年)

出所:自由民主党「[国家公務員給与法]公務員全体の処遇改善が必要」

理由としては、業務内容に対する給与額の低さや、長時間労働などの労働環境の厳しさなどが挙げられます。

特に国会対応への不満が大きいようです。人事院の調査によると、2021年度時点で31の府省が「国会対応への超過勤務の状況は前年度と全く変わっていない」と回答しています。

また、9府省が「悪化した」と回答しており、国家公務員の超過勤務改善は喫緊の課題となっています。こうした過酷な労働環境の早急な改善が求められるでしょう。

次章では国家公務員の主な出身大学について解説します。