3. 国家公務員の申込者数は減少?
2024年度春の国家公務員一般職試験の申込者数は2万4240人で、前年から2079人(7.9%)減少しています。また、総合職は1万3599人で、前年から773人(5.4%)減少しています。
過去の申込者数についても、2016年ごろから減少傾向です。
理由としては、業務内容に対する給与額の低さや、長時間労働などの労働環境の厳しさなどが挙げられます。
特に国会対応への不満が大きいようです。人事院の調査によると、2021年度時点で31の府省が「国会対応への超過勤務の状況は前年度と全く変わっていない」と回答しています。
また、9府省が「悪化した」と回答しており、国家公務員の超過勤務改善は喫緊の課題となっています。こうした過酷な労働環境の早急な改善が求められるでしょう。
次章では国家公務員の主な出身大学について解説します。