3.2 扶養家族がいる場合のシミュレーション
扶養家族がいる場合もシミュレーションしてみましょう。
条件として、協会けんぽ(東京都)加入、東京都世田谷区在住、年齢40歳、妻(38歳)と子2人(小学生)を扶養しているケースを想定します。
任意継続の場合、月収30万円が上限であるため、月収30 万円以上からは年間約42万円の保険料で済みます。また、扶養家族が何人いても、保険料は本人分のみとなります。
一方、国民健康保険に加入した場合は、扶養という概念がないため、家族の人数分の保険料が発生します。
月収15万円と月収20万円は均等割が5割軽減、月収30万円は2割軽減されますが、それでも任意継続より保険料は高くなっています。月収40万円以上になるとさらに任意継続との差が大きくなっていきます。
このように、国民健康保険は世帯全員の保険料負担があるため、保険料が高くなる傾向があることを頭に入れておきましょう。