トラスト・テック、18年通期は大幅増収増益 M&A推進で海外領域売上規模が3倍に

2018年8月10日に行われた、株式会社トラスト・テック2018年6月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社トラスト・テック 代表取締役社長 西田穣 氏

ご説明のポイント

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西田穣氏:ただいまご紹介いただきました、株式会社トラスト・テック代表取締役社長の西田穣でございます。

本日はご多忙の中、当社決算説明会にご参集いただきまして、誠にありがとうございます。本日発表いたしました、決算報告ならびに中期経営計画について、このあと正面のスクリーンならびにお手元の資料に沿って、ご説明をさせていただきたいと思います。

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それでは、まず2018年6月期(第14期)連結業績の概要について、ご説明させていただきます。

ポイントといたしまして、2018年の通期実績は、引き続き大幅な増収増益を達成することができました。技術系領域では自立成⻑を継続し、連結業績を大きく牽引いたしました。また、M&Aの推進により、海外領域での売上規模が3倍に拡大いたしました。

続きまして、すでにスタートしておりますけども、今期の業績予想でございます。売上高に関しましては前期比25パーセントの増収、利益は40パーセントの増益を予想しております。 国内は引き続き、積極拡大策を推進してまいりたいと考えております。海外につきましては、昨年来から進めておりましたM&Aによって300億円を超える事業規模になってまいりましたので、しっかりと収益が出る体質を作ってまいりたいと考えております。

そして、中期経営計画に関しましては、従来の方針ならびに戦略を引き続き堅持し、まずは営業利益で100億円という大台を目指すということを掲げて、推進してまいりたいと思っております。

地域軸・領域軸での事業拡大を引き続き推進し、売上高・営業利益に関しましては、年率20パーセント以上の成⻑を維持する。この2つの方針と戦略を掲げて、進めていきたいと考えております。

2018年6⽉期 通期業績

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それでは、次のページの2018年6月期の通期業績について、簡単ではございますが、ご説明させていただきます。

お手元(の資料)にありますように、技術系・製造系・海外の各領域で大幅に進捗いたしまして、売上高は過去最高の653億6,300万円を超えました。前期に対して51.9パーセントの増、金額で申し上げて220億円の増額となりました。

同様に、利益も大幅な増額になりまして、営業利益ベースで42億9,700万円、前期比プラス10億円強となりました。新卒・中途の採用を積極的に強化したこと、ならびに海外での事業が大幅に伸びたことによりまして、社員数が7,138名増加いたしました。最終的には、1万6,000名を超える社員数となっております。

2018年6⽉期 貸借対照表

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続きまして、2018年6月期の貸借対照表について、少し触れさせていただきたいと思います。

収益拡大と増資によって、ネット資金が約40億円改善いたしました。M&Aにより、のれん代等で約20億円増えている部分がございますけれども、財務体質としては、昨年(2017年)暮れに行いましたエクイティを含めて、非常に強固なものになりつつあると考えています。

こういったものを踏まえて、さらに積極的に推進してまいりたいと考えております。

2018年6⽉期 事業セグメント別 売上⾼

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続きまして、2018年6月期のセグメント別の状況について、少し詳しくご説明させていただきます。

当社は、技術・製造・海外という3つのセグメントで、事業を推進しております。主軸であります技術系領域が、社員数の大幅な増員および単価向上により、非常に全体の業績を牽引いたしました。

英国の人材派遣会社gap personnelグループを昨年(2017年)の年末にグループ化いたしまして、こちらの部分でも、大きく海外の領域が拡大いたしました。

お手元の資料の赤囲みのところをご覧いただければおわかりいただけると思いますが、技術系領域では、前期比25.7パーセントの大幅な伸びをいたしました。また、海外でも増額幅で145億円と、大幅な増額を果たしております。

2018年6⽉期 事業セグメント別 EBITDA

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次のページで、それぞれの事業セグメント別のEBITDAについて、ご説明しております。当社は日本会計でございますので、こちらを重視し、海外的には別の部分でございますけども、それぞれの事業につきましては、この稼ぐ力……EBITDAに基づいて、ご説明をさせていただいております。

技術系・製造系の利益率改善が非常に寄与いたしまして、EBITDA合計は、前期比プラス33.0パーセントの大幅な増益となりました。

海外領域は、MTrecでの一時的な税元の費用が発生したこと、また、利益率が相対的に低いgap personnelグループを子会社化したことにより、低下いたしました。そのことにより、全体のEBITDAは微増で終了しております。

以上が、2018年度の業績についての各セグメントごとの売上ならびに、EBITDAのご説明でございます。

2019年6⽉期 通期業績予想①

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続きまして、すでに進んでおります当該期でございます、2019年6月期の業績予想についてご説明させていただきます。

2019年6月期通期の業績予想でございます。前期同様に、積極拡大策を推進してまいりたいと考えております。25パーセントの増収、40パーセントの増益を予想しております。

配当金につきましては、大幅な増収にともないまして15円の増配。増加率といたしまして、27パーセントの増加を予想しております。1株あたり70円を予想しております。

また、当社売上高に占める海外割合が30パーセントを超えてまいりましたので、レートについても細かく設定をいたしまして、為替レートは1英ポンドあたり140.0円程度を想定して、今回の計画に盛り込んでおります。ちなみに前期は、実績といたしまして、146.9円で終了いたしました。

売上高につきましては、前期比25.5パーセント増の820億円。営業利益は、39.6パーセント増の60億円を計画しております。また、配当に関しましては、先ほど申し上げたとおり、70円を予想しております。

2019年6⽉期 通期業績予想②

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通期の業績予想について、少し補足をさせていただきます。

通常は、通期の(業績予想)だけをご報告させていただいていたんですが、今回は上半期・下半期の予想についても、併せてご報告させていただきたいと思います。

今期に大幅な増収、またその先に向けた拡大策を推進する中で、すでに進捗しております(2018年)7月からの上半期に、積極的な採用施策を、国内において行っております。

大幅な採用投資・募集広告。そういった募集イベントに関して、非常に積極的に投資している観点で、上半期の利益の伸びが若干、全体の売上の伸びよりも下回ることになっております。

ご覧いただいたように、営業利益の構成比につきましては、上半期は6.5パーセント、下半期が8.1パーセントと、少し後半に高まるというかたちになっております。

これは、なにか構造的な問題があるということではなく、今申し上げたように、上半期に大幅な募集施策を行い、通期の業績を牽引していきたいと考えているからでございます。

2019年6⽉期 事業セグメント別 売上⾼予想

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続きまして、2019年6月期のセグメント別の業績予想でございます。

2019年6月期の事業セグメント別の売上高の予想でございますが、各領域につきまして伸長させていただくところでございますが、技術系領域は前期に引き続き20パーセント以上。構造改革が終わりました製造系領域に関しましては、10パーセント以上の増収ペースを維持していきたいと考えております。

また海外領域は、本日発表させていただきました、新規で子会社化したQuattro社とgap personnelの通期業績が寄与いたしますので、35パーセントの増収を予想しております。

それぞれ、技術系に関しましては22.8パーセント増の412億3,000万円、製造系に関しましては11.1パーセント増の111億円、海外領域に関しましては35.7パーセント増の約298億3,000万円という予測をしております。

結果、通期売上高として820億円を予想しております。

2019年6⽉期 事業セグメント別 EBITDA予想

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2019年6月期の事業セグメント別のEBITDAの予想でございます。

技術系領域のEBITDAが、増収と収益改善によって30パーセント以上増加し、全体を牽引する予想となっております。単価の向上、また稼働数の向上といったものが寄与すると考えております。

海外領域は、昨年度の一時費用が今回は削れますので、事業構成の改善等によって増収、また利益率の上昇が見込まれます。

売上高EBITDA比率は、8.2パーセントから8.6パーセントに上昇するものと考えております。技術系領域は33.6パーセント増の58億7,300万円、製造系領域は5億6,200万円。ここは昨年度、少し大幅に出た部分に関しまして、先ほど申し上げた上半期での稼働人数アップを狙って、少し収益をコントロールして、増収へ向けたいと考えております。

また海外領域は、先ほど申し上げたように改善幅が大きくなりますので、7億3,100万円のEBITDAを予想しております。

最終的には、合計で70億4,800万円のEBITDAを予測しております。

2019年6⽉期 国内技術/技能者数計画

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当社の業績に大きく影響いたします、技能社員数の推移についての計画でございます。

先ほど来申し上げておりました、積極的な採用策……中途採用を積極的に行い、来期には新卒者で900名を超える採用を計画して、現在取り組んでいるところでございます。

今年(2018年)の春、600名を超える新卒者が入社しておりますけれども、さらにそれを上積みして、採用活動を強化しているところでございます。

国内の技術社員数は、6,600名を計画しております。また、技能社員……いわゆる製造スタッフに関しましては、2,900名への増員を計画しております。

2019年6⽉期 年間配当⾦

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続きまして、年間配当についてご説明させていただきます。

冒頭のサマリーで申し上げましたが、今期2019年6月期の年間配当金は、前年度よりも15円増配の70円と予想しております。

こちらのグラフにございますように、過去7年間、増配を続けてまいりました。

今回の配当に関しまして、上半期・下半期の配分でございますけれども、上半期では30円を予想し、最終的には40円。合計で、70円を予想しております。

以上が、2019年6月期の事業計画に関わるご説明でございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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