少子高齢化が進んでいる日本では、医療制度の見直しがどんどん進んでいます。
例えば、医療費の患者負担を減らすために「高額療養費制度」という制度があるのですが、2025年から2027年にかけて、自己負担額が段階的に上がっていくことが検討されています。
さらに、2024年12月からは健康保険証が廃止され、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」が登場することが決まっています。
この記事では、後期高齢者医療の仕組みや負担割合の確認方法、そして新しいマイナ保険証についてもお話しします!後期高齢者医療制度の保険料についても触れるので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
1. 毎年8月に「後期高齢者医療制度」の保険証が更新
1.1 後期高齢者医療制度とは
後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者を対象とした医療保険制度です。
2008年に導入された制度で、高齢者の医療費を現役世代の収入に応じて支援することを目的としています。
1.2 「後期高齢者医療制度」の保険証の更新
後期高齢者医療制度では、保険証が発行されます。保険証には、被保険者の氏名や保険番号などの情報が記載されていて、医療機関での受診時に必要となります。
通常、後期高齢者医療制度の保険証は7月末に有効期限を迎え、8月1日に新しいものが交付されます。
東京都では2年ごとの更新となっています。
新しい保険証は7月中に自宅に郵送される流れとなっており、有効期限が切れた保険証は自治体窓口に返却、もしくは自身で処分することとなります。
基本的に、新しい保険証が届いてもそのまま使えます。ただし、「自己負担割合」に変更がないかは確認が必要です。