2025年がはじまりました。
帝国データバンク「2025 年の値上げ、4月までに6千品目24年比6割増ペース」によれば、2025年の4月までに値上げが決定している飲食料品はパン、ビールなど酒類・飲料、冷凍食品などがあり6000品目超。
24年を上回る値上げラッシュが春先まで続くとのことです。
物価高に苦しむ方も多いと思いますが、引き続きその傾向は変わらないからこそ、今の家計でできることをしっかり対策することが重要でしょう。
特に年金生活の方は年金やその他の貯蓄などで生活することになりますから、しっかりと年金支給のスケジュールを見ながら家計を考えたいところです。
今回は2025年の年金支給日を確認しながら、平均的な年金月額も確認します。
1. 公的年金の仕組みとは
まずは年金制度を確認します。
日本の年金は「国民年金(基礎年金)と厚生年金」の2階建てです。
1.1 1階部分:国民年金
- 日本に住む20歳から60歳までのすべての人が原則加入
- 保険料は全員一律
- 40年間欠かさず納めれば満額が受け取れる
1.2 2階部分:厚生年金
- 会社員や公務員、またパートで特定適用事業所に働き一定要件を満たした方が、国民年金に上乗せで加入
- 収入に応じて(上限あり)保険料が変わる
- 加入期間や保険料により将来の受給額に個人差が大きく出やすい
日本の年金は上記のような2階建てとなっており、現役時代の加入状況による個人差が大きくなります。
特に厚生年金は2階建てで会社員や公務員などが上乗せするもので、収入に応じた保険料を払うため、より個人差が大きくなっています。現役時代からこの仕組みを知っておくことが大切でしょう。