2024年9月、国税庁から発表された資料によると、令和5年度の日本の平均給与は460万円という結果になりました。
物価は猛スピードで上がっていくものの、賃金は一向に上がらないと嘆く人も多い日本ですが、実は平均給与は3年連続で増加しています。
当記事では、正規雇用・非正規雇用の平均給与の違いや現状について解説します。何らかの事情により正社員として働くのが難しい人たちが、どのように賃金を増やしていくべきなのか考察していますので、参考にしてください。
1. 正規雇用・非正規雇用の平均給与は2.6倍も違う
国税庁の調査によると、令和5年度の平均給与は460万円という結果になりました。3年連続での上昇となり、2014年から10年間で見ても右肩上がりに推移していることがわかります。
一方、令和5年度の平均給与についてさらに詳しいデータを見てみると、正社員の平均給与(給与+賞与)が530万円なのに対し、非正規雇用は202万と大きく差が開いていることがわかりました。およそ2.6倍もの開きがあります。
平均給与はどんどん高まっている一方、受け取った給与の額面だけでみると、正社員と非正規雇用の格差は大きいといえるでしょう。