4. 公務員の応募認定(早期退職募集制度)とは
応募認定とは、早期退職募集制度のことです。
定年前に退職する意思を有する職員の募集を行い、認定を受けて退職した人に対して、自己都合退職した場合よりも割増しした退職金が支払われるという制度となっています。
2023年度においては、認定を受けた職員の総数は2199人にのぼりました。
5. セカンドライフを考える
最新の資料をもとに、国家公務員の退職金についてみていきました。
平均は2000万円を超えており、ボリュームゾーンも相違ないことがわかりました。
しかし、「公務員であれば退職金が2000万円もらえる」というわけではありません。
中途採用などで勤続年数が短いケースも増えました。また退職金の制度自体が変わる可能性もあるため、今後も同様の水準が続くとは限らないためです。
セカンドライフを考えたとき、頼りになるのは退職金や年金です。しかし、これだけでゆとりのある老後を過ごせるとはいいきれないのです。
公務員であっても会社員であっても、あるいは自営業者などであっても、それぞれが老後のシミュレーションを行って備えることが重要になるでしょう。
年金見込額も定期的にチェックしながら、老後について考えておけると安心です。