2024年1月に新NISAが始まってから、もうすぐ1年になります。
2024年9月17日に金融庁より発表された「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表」によると、2024年6月末時点で、NISA口座数は約2425万口座です。
利用者が増え続けているNISA制度ですが、制度のしくみを知らないという方は意外と多いのではないでしょうか。
本記事では、新NISAのしくみや、20年間毎月1・3・5万円積立投資をすると、将来の資産がどのようになるのかシミュレーションしています。
1. 新NISA制度のしくみ
NISA(少額投資非課税制度)は、少額から投資をおこなう方のために、2014年にスタートした制度です。
2024年から新制度の新NISAが始まっています。
1.1 新NISAは運用益が非課税
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資すると、売却して得た運用益や受け取った配当に対して、20.315%の税金がかかります。
一方、新NISA口座では対象の金融商品から得た運用益は非課税です。
ただし、新NISA口座で非課税運用できる金額には上限があります。